新潟に演奏旅行に行きます!!
大原久子(運営委員長 ホルン)
今年の秋に5連休(9/19土~23水)があるのをご存じですか?1985年に制定された国民祝日法「二つの祝日に挟まれた平日を休日とする」が5月4日(みどりの日制定以前)以外に適応されるのは今年が初めてなのだそうです。この5連休を利用して、新響は演奏旅行に出かけます。
新響の活動を維持発展させるために、広く活動の場を求めることになっているのですが、団員の多くは仕事を持っているため土日祝日以外での活動は難しく、依頼演奏会(楽隊用語でお座敷といいます:アゴアシ枕付き=交通費と宿泊費食費が付くという意味です)もそうあるわけではありません。今年はせっかくの5連休ですので、自主演奏会を地方で開くことにしました。
旅行先は新潟県です。13年前に新響は新潟県魚沼市(当時は北魚沼郡小出町)の小出郷文化会館のこけら落としでべートーヴェンの第九を地元の合唱団と共演をしました。担当者の方が東京に住んでいた頃によく新響の演奏会を聴いて下さっていたそうです。最初はN響を呼ぼうと思ったが、あまりに高額で別のプロオケを紹介されたのだけれど、それだったら新響の方がいい演奏をする(こともある)ということで新響に声をかけていただきました。350名の大合唱団は数多くの練習を積み大変感動的な演奏で、私たち新響にとって思い出深い演奏会になりました。東京から約200Km、高速道路を降りてすぐの所にあります。地域に根ざした文化芸術活動の拠点として、全国的にも注目されているホールです。
もう1か所は新潟市です。10年前に完成した新潟市民文化芸術会館のコンサートホールは音響が良いことで有名で、見た感じはサントリーホールにそっくりです。その素晴らしいホールを東京では考えられないくらいの安い料金で借りることができます。ホールの名称となっている「りゅーとぴあ」は、新潟は川に囲まれ堀が多く柳が植えられていたので「柳都(りゅうと)」と呼ばれることに由来しています。
演奏する曲は邦人作品とショスタコーヴィチ、まさに「新響らしい」プログラムとなりました。演奏旅行のメリットは、良い音響環境で演奏ができること。また同じ曲を繰り返し演奏することで、より充実した演奏を実現できるメリットもあります。東京以外の方に新響の演奏、邦人作品を聴いていただきたい。そして団員の親睦の場になり益々新響が結束して良い演奏ができればと考えています。
宿代や交通費は団員が個人で負担しますが、指揮者の出演料や楽譜レンタル料、楽器運搬、各種印刷代など350万円ほどの費用がかかります。その一部に維持会費を使わせていただく予定でいます。そこで、維持会員の皆様(+同伴の方)に小出、新潟での演奏会のご招待券を差し上げたいと考えています。
新潟県は今年のNHK大河ドラマ『天地人』の主人公直江兼続ゆかりの土地です。ドラマの舞台を巡るのもよいですが、ご飯もお酒もお魚も美味しく、たくさんの温泉がありますので、のんびりするのも楽しいかと思います。
もし、5連休の予定が決まっていないようでしたら、新響と一緒に新潟に行きませんか?招待券のお申込み方法につきましては次回維持会ニュースでご案内いたします。宿や新幹線の予約にお困りの際はご相談ください。
また、新響に演奏会のご依頼があれば(日時等の条件があえばですが)どこにでも参じます。通常のコンサート以外の合唱やオペラの伴奏、ミニコンサートなども承ります。よろしくお願いします。