第182回演奏会のご案内
●ますます期待される飯守泰次郎
今回の指揮者は、昨年7月の第178回演奏会以来1年ぶりの登場となる飯守泰次郎です。新響と飯守泰次郎は過去10年余りにわたって、ブルックナーやワーグナーなどのドイツ・オーストリア系の作品を中心に取り組んでまいりました。今回はソプラノの緑川まりと共に初めてR.シュトラウスに取り組むほか、長い年月をドイツで過ごした飯守ならではのシューマンをお送りいたします。どうぞご期待下さい。
●新交響楽団のプロフィル
1956年創立。音楽監督・故芥川也寸志の指導のもとに旧ソ連演奏旅行、ストラヴィンスキー・バレエ三部作一挙上演、10年におよぶ日本の交響作品展(1976年にサントリー音楽賞を受賞)などの意欲的な活動を行ってきた。
その後もマーラーの交響曲全曲シリーズ(故山田一雄指揮)、ショスタコーヴィチ交響曲第4番日本初演、日本の交響作品展91、92(故石井眞木指揮)などの演奏会、1993年9月にはベルリン芸術週間に参加して3邦人作品をフィルハーモニーで演奏するなど、積極的な活動を行っている。
1996年には創立40周年記念シリーズでワーグナー「ワルキューレ」の演奏会形式公演(飯守泰次郎指揮)、「日本の交響作品展'96」では1930年代から40年代にかけての知られざる作品を発掘するなど、各方面から注目を集めている。
第182回演奏会(2003年7月20日)ちらしより