新交響楽団指揮者紹介
KOBAYASHI Ken-ichiro
東京芸術大学作曲科および指揮科を卒業。作曲を石桁眞礼生、指揮を渡邉暁雄、山田一雄の各氏に師事。1974年ブダペスト国際指揮者コンクール第1位・特別賞を受賞以来、ヨーロッパ各国の主要オーケストラを指揮。
「プラハの春」「ルツェルン音楽祭」等多くの音楽祭に出演するほか、アムステルダム・フィルおよびハンガリー国立交響楽団のヨーロッパ、日本公演、東京都交響楽団、読売日本交響楽団、日本フィルのヨーロッパ公演に同行、国際指揮者コンクール審査員、都響および東響の正指揮者、京都市交響楽団、日本フィルの常任指揮者、関西フィル、名古屋フィルの客演常任指揮者を歴任。
ハンガリー政府よりリスト記念勲章、ハンガリー文化勲章、1994年3月には「星付中十字勲章」という民間人としては最高の勲章を授与された。
現在、ハンガリー国立交響楽団音楽監督兼常任指揮者、チェコ・フィルハーモニー管弦楽団の客演常任指揮者、ネーデルランド・フィル、日本フィル、東京交響楽団、九州交響楽団の首席客演指揮者、東京音楽大学講師をつとめる。
ハンガリー国立響と「幻想交響曲」「マーラー/交響曲第1番」「ブラームス/交響曲全集」、日本フィルと「マーラー/交響曲第5番」「チャイコフスキー/交響曲全集」、チェコ・フィルとの「シベリウス/交響曲第2番」「幻想交響曲」のCDがポニーキャニオンより発売された。
著書にエッセイ集「指揮者のひとりごと」(騎虎書房)があり、日本図書協会選定図書に選ばれている。
新響とは、最近では1994年7月マーラー「復活」(144回)、1997年1月「わが祖国」で共演した。