維持会ニュース団員紹介コーナー(1998.3月号)より
1.氏名、2.パート、3.生年月日、4.入団して何年?、5.出身、6.職業・普段の顔、7.使用楽器、8.好きな曲・好きな演奏家、9.印象に残る新響の演奏・演奏会、10.新響に一言、11.維持会員の皆様に一言
1.荒井 あゆみ(あらい・あゆみ)
2.ヴァイオリン
3.1969年1月7日生まれ。花の20代も残り僅か…。
4.入団してもうすぐ7年。
5. 東京生まれの川崎育ち。
6.主婦。退職して家庭に入る時、密かにヴァイオリンの腕を磨いて、新響ヴァイオリニストの夫を「あっと驚かせよう」と企んだのですが、数々の誘惑もあって、なかなか実現しないようです。でも、お蔭様で、今般某音楽教室のヴァイオリン講師資格試験に合格したので、これからは新響の練習の後の飲み代やCD代ぐらいは回収できるかもしれません。
7.製作者・製作年共に不明。フランス製と思われます。1年半程前、ある都内の楽器屋さんで出会い、一目惚れし、夫を説き伏せて入手しました。低音から高音まで割とバランスが良く、且つパワーにあふれ、自分ではまだ十分に引き出せませんがブリリアントな音色が気に入っています。ただ、ちょっとでも右手・左手のどこかに力みが入ったりすると途端に音色の艶やかさが失われるほか、精神的に安定していない時に弾くと陰鬱な音色になってしまう等、弾き手の肉体的・精神的状態が率直に音に反映される、その意味で扱いこなすのが難しい楽器です。
8.好きな曲:古典から近現代物まで、たくさんあって枚挙に遑がないですが、最近はシューベルトの室内楽曲に凝ってます。
好きな演奏家:ギドン・クレーメル(ヴァイオリン)、アンドラーシュ・シフ(ピアノ)、アルバン・ベルク弦楽四重奏団など。
9.1991年7月 フランク 交響曲ニ短調、ラヴェル「道化師の朝の歌」、ビゼー「アルルの女」/山田一雄指揮。
新響にもヤマカズにもビギナーだった当時の私にとって、ヤマカズの全身から迸る瑞々しい音楽は、そ
れまでの大学オケ等では経験したことのない強烈なものでした。この演奏会直後にヤマカズが亡くなられたこともあり、思い出深い演奏会の1つです。
この他、1997年1月のスメタナ「我が祖国」( 小林研一郎指揮)、同年月のブルックナー/交響曲第7番(飯守泰次郎指揮)等。
10.新響の面々の音楽に対する情熱には、いつも頭が下がる思いです。が、その愛情の深さゆえ、ともすれば行き違いが生じることもあると思います。音楽を愛する気持ちは皆一緒なので、お互いの良いところを評価して、前向きに楽しくできたら…と思っています。
11.いつも暖かいご支援をありがとうございます。特定の財政基盤を持たない中で、新響が活動を行えるのも、会員の皆様のご理解・ご支援があるという側面が非常に大きいと思います。今後ともよろしくお願いいたします。