維持会ニュース団員紹介コーナー(1997.12月号)より


藤井章太郎

1.氏名、2.パート、3.生年月日、4.入団して何年?、5.出身、6.職業・普段の顔、7.使用楽器、8.好きな曲・好きな演奏家、9.印象に残る新響の演奏・演奏会、10.新響に一言、11.維持会員の皆様に一言

1.藤井章太郎(ふじい・しょうたろう)

2.フルート

3.昭和29年12月3日

4.もうすぐ20年目です。

5.上智大学理工学部電気電子工学科

6.心電計(心電図を検査する装置)の技術担当業務をしています。みなさんも、私が設計した心電計で心電図をとられたことがあると思います。

7.フルート ブランネン(米国製)銀 No.165
      ヤマハ ジュリアスベーカーモデル 9金
 ピッコロ ブランネン(米国製) No.8918

8.シューマン シンフォニー全部 何故か好きです。
 ドボルザーク チェロコンチェルト  ディユ・プレの演奏には涙涙・・・・
        シンフォニー 7番、8番
 マーラー 2番、8番 宗教観からの影響も多大です。
      大地の歌
 シベリウス 5番 カラヤンのライブ録音が絶品です。
 そして、伊福部 昭(これが一番好きかも・・・・)

H当然、前項の作品を演奏できたときは印象が深いですが、マーラー2番 山田先生の時も、小林先生の時も、非常に強い印象が残っています。マーラー8番 当時、運営委員長で無我夢中でした。石井真木先生に振っていただいたシンフォニア・タプカラ 芥川先生と石井先生は共に伊福部門下ですが、芥川先生で幾度となく演奏し、その解釈が体に染みついていた我々に、同門という共通の土壌の上で悪いクセを修正しながら、曲作りをしていただけました。とても良い演奏ができていたと思います。
 飯田の演奏旅行。芥川先生がご夫妻で参加され、本番前日の大酒宴(新響のビータではいつもこうなる)にも遅くまで参加してくださいました。翌日本番前に団員と記念写真を撮りましたが、とても良い笑顔で写っています。
 そして、山田一雄先生最後の演奏会です。新響が山田一雄生涯最後の演奏会になってしまったわけですが、その演奏会では、前半がフランクのニ短調でした。この曲では、フルートは特に目立つわけでもないのに、演奏後、私を最初に立たせてくれたのです。不思議に思っていたのですが、山田先生の訃報で、(私の勝手ですが)その意味を解釈したと思いました。私が運営委員長兼トップだった頃、山田先生とのマーラーシリーズは、2番、3番、大地、8番と、まさに佳境にさしかかっていました。きっと、山田先生にとっても、その頃のお付き合いが一番印象深かったのではないでしょうか。最後の演奏会では、先生は”これが最後”と感じていらしたのかもしれません。演奏どうこうというよりも、拍手の中、過去が錯綜する中、私の顔が目にとまった、ということだったのだと解釈しました。

10.昨年から今年前半にかけて、仕事の都合で休団し、十数年ぶりに演奏会に聴衆として参加しましたが、演奏にということではなく(失礼!)、何かこみあげてくるものがありました。

11.いつも有り難うございます。


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