維持会ニュース団員紹介コーナー(1997.9月号)より


都河和彦

1.氏名、2.パート、3.生年月日、4.入団して何年?、5.出身、6.職業・普段の顔、7.使用楽器、8.好きな曲・好きな演奏家、9.印象に残る新響の演奏・演奏会、10.新響に一言、11.維持会員の皆様に一言

1.都河和彦(つがわ・かずひこ)

2.ヴァイオリン

3.昭和18年11月28日、A型、170cm, 65Kg(聞かれてないか・・・)

4.来年(1998年)3月で30年、つまり現時点で29年半(ただし途中海外勤務のため2年間休団)。団の平均年齢を上げるばかりですみません、ハイ。

5.東大法(音?)学部、東大オケ

6.新響入団と同時にモービル石油(株)に就職、20年間は新響より真面目に働いていましたが、徐々にサラリーマン生活に嫌気がさし、昨年末、規制緩和の大波によるリストラを機に早期退職。この半年間、音楽会通い、スキー、ハイキング、読書、パソコン、料理、小犬の相手と極楽トンボの生活を送っていましたが、最近は翻訳の仕事が忙しくなり、締め切りに追われワープロをたたきまくる毎日です。

7.1747製J・B・ガダニーニ、とラベルには書いてありますが、鑑定書によれば、彼の甥っ子、アントニオ・ガダニーニの作。もっと良い楽器をという色気はありますが、もう楽器のせいではない、腕が悪いのだと悟りつつもあります。最近は渋く、豊かな音のヴィオラに惹かれるトシになりました。

8.沢山ありますが、しいて挙げるなら、ベートーベン、ブラームスのVn協奏曲;ベートーベン後期の弦楽四重奏曲。演奏家は、最盛期のアイザック・スターン、ロストロポービッチ、そして現在では何といってもアルバン・ベルクSQ。

9.芥川先生との数々のベートーベン、本邦初演のショスタコ4番、邦人作品シリーズ、そして先生を追悼した「交響管弦楽のための音楽」。ヤマカズ先生とのマーラー・シリーズのスタートとなった5番、大編成の「1000人の交響曲」、そしてこのシリーズの立役者、橋谷幸男君を追悼した9番終楽章。原田先生の指揮では、素晴らしいソリスト(Vc.毛利、Vn.漆原、P野島)と共演できた3回のコンサート。ブルックナーの深い精神性を味わうことができた、飯守先生との8番。

10.実力、実行力のある若い団員の参加で、一昔前に較べ、演奏技術、企画、運営・事務能力の向上には目を見張るものがあります。演奏面で実力か、年功序列かはアマチュア団体につきものの問題ですが、常に団全体を考え、民主的・平和的に解決していきたいもの。ときたま奢りが見られるようになってきたが、アマチュアとして常に謙虚でありたい。と同時に創立者芥川先生の意志を忘れず、存在を社会にアピールできるアマオケでありたい。

11.維持会員システムは、芥川先生が東京交響楽団の活性化を依頼されたとき考えつかれ、それを新響にも導入されたと記憶しています。東響にとっても新響にとっても、このシステムは大成功でした。維持会員の皆様の経済的、精神的サポートに対しては「有り難うございます」の一言につきます。新響に対する意見、注文、苦言等、アンケートや新響ホームページでお聞かせください。これからもどうぞよろしくお願いいたします。


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